2016年6月8日

二湖物語3


2016/6/5 10:49
支笏湖を後に、美笛峠を越える。
雲が近い。標高は一番高いところで560mしかない。
支笏湖、美笛と、大滝村(現伊達氏大滝)とを結ぶから「滝笛トンネル」と名付けられたトンネルで峠を越える。


美笛峠を越えると、国道276号は、快適に山を下っていく。
しばらく行くと、「道の駅大滝」と「きのこ王国」が並んで建っているところを通過する。

2016/6/5 10:55
おやっ、ずらっと並んだ、バイクたち。ここまで並ぶのは珍しい。
通過しながら手を振ってみたが、誰も返さない。まあ、団体さんは台数が多いほどその傾向がある。車種、生産国に限らず、一般的にね。別に、悪いことでもない。

みると、ドカティとアグスタばかり、20台を越える団体さんだ。
きっとみんなでどこかへツーリングなんだろう。その途中に立ち寄ったというわけだ。
停め方もきれいだ。きっと、しっかりした運営がなされている、いい仲間たちのツーリングだ。

手を振られても、知らない人だし、困るという人もいるだろうし、うざったい、と感じる人もいる。
絶対振らないと決めてる人もいる。
僕は、気まぐれだけど、ほとんどの場合、手を振る。時として白バイでも振ってしまうことがある。
(一度、満面の笑顔でピースを返された。)

別に、みんな好きにすればいいと思う。

僕はバイクに乗り始めたころ、僕のバイクの先生の一人、Y先輩に、互いの無事を祈ってサインを出すのだと聞いて、以来、なんとなく30年以上続けているだけだ。

Y先輩はある宗教の敬虔な信者だ。ピースサインにお守りの効果があるとは信じていない。ただ、心理的つながり、ライダーの孤独な魂の共鳴が、安全意識を刺激して、事故の可能性を少しでも低めることができるかもしれないとは「信じて」いた。僕は、特定の宗教を信じていない。だから僕は親戚の法要とか、知り合いのクリスチャンの方の冠婚葬祭とか、家を建てるときの地鎮祭などの時はそれぞれの宗教のマナーに従うが、個人としては神社でお祈りもしない、おみくじもかわない。参拝もしないし、寺でも合掌しない。神社仏閣や教会を見学させていただくことはあるが、僕なりの「礼」を捧げるだけだ。
敬虔な気持ち、真摯に信じる気持ちは、人として尊いと思う。
ただ、僕は宗教を持たないから、どの宗教の天国にも、地獄にも、行けない。
これはもう、しょうがない僕の「born this way」だと、僕は思っている。

2016/6/5 10:55
きのこ王国は道の駅のとなり。
これがまた、安くてうまい、なんか不思議な店なのだが。
道の駅の建物と少し似ているが、中は全然違って、昭和の時代の街市場の中みたいだ。

これも北海道らしくて、いいなと思う。
今日はどちらにも寄らない。

2016/6/5 10:56
  「………。」
 時々、見かける、なんと形容したらいいかわからないオブジェ。
このセンス、よくわからん。

2016/6/5 11:01

道はすぐに国道276と453の合流地点に。
左折して、国道453を行く。
空はますます青い。

2016/6/5 11:19
伊達氏大滝、旧大滝村の三階滝公園へ、立ち寄った。
ここでトイレ休憩。
少し水分も補給したい。

「三階滝」の名のとおり、この公園には三段に流れ落ちれる滝がある。
小さな滝だが、道路の橋が滝の向かいというか、上を通っていて、上から見られるのだ。
以前は車道だった滝の上の道は、新しい道に役割を譲り、今は遊歩道になっている。

2016/6/5 11:13

駐車場から徒歩1分。三階滝につく。
まわりにモミジが多いので、秋の紅葉の頃はきっとすばらしいことだろう。

2016/6/5 11:14
橋の上から見下ろす、三階滝。

2016/6/5 11:13

さて、売店に帰って、何か飲もうと思ったが、最近、30年以上愛飲しつづけている缶コーヒーがまずく感じて仕方がないのだ。
年をとったということなのか。
それでも水分の補給と、即効性のエネルギー、糖分と、そしてカフェインが入っているから、ツーリング中は相変わらず飲むことが多いのだが、年々まずくなる。缶コーヒー自体は年々旨くなっているらしいので、僕の好みが変わってきているのだ。

どうしよう…と思いつつ、売店に入ったら、

2016/6/5 11:18
きいたことのない「アロニアのソフトクリーム」の看板が。
大滝産、地元の果実を使ったソフトクリームで、ここにしかないという。
これは食べてみようかな。

2016/6/5 11:17
アロニアの実はこんな感じらしい。英語ではチョークベリー(ってカタカナですけど^^;)というらしく、ブルーベリーよりポリフェノールが豊富なバラ科の木の実ということだ。
2016/6/5 11:18
さて、330円。食べてみた感想は…。
ブルーベリーに似た感じで、色もそんな感じだし、味、風味ともブルーベリー系のようだった。
おいしかったし、また食べてもいいと思った。
ただ、ソフトクリーム本体としては、北海道にはもう…なんというか、すんごくおいしいソフトクリームがいろいろあるので、その中では、普通。
もしこれでソフト本体が抜群に旨ければ、アロニアソフトも俄然、押しまくりたくなるのだが。

なんかこう書くと、おいしくなかったような印象を与えてしまいそうだが、おいしかったのだ!
しっかり甘さもあり、水分もとれ、缶コーヒーの3倍弱の値段はしても、こちらのほうがはるかにいい。

ちょっと肌寒い日だったから、体が冷えるかと心配したのだが、冷たい缶コーヒーも同じこと。
かえってこっちがよかったと思った。

休憩している間にも、目の前の道を、バイクのグループがいくつも走っていった。

今日はたくさんのツーリングが来ているらしい。
ものすごい爆音を響かせて、ビッグスポーツバイクの団体が走っていった。
明らかにマフラーが違法だろう。いや、それでもいいが、それが団体で、しかもかなりぶん回して通り過ぎると、これはもう示威行為に見えてしまう。
僕も気を付けないとなと思った。

さあ、休憩も済んだ。

洞爺湖へ向かおう、もう昼近くになってしまった。(つづく)

6 件のコメント:

  1. 樹生さんこんばんは。爆音の団体すれ違いましたよ。みんな牛肉祭りに向かってるのかな?と思ってました。走りはみな様々でした。11時40分に反対側のトイレに寄りました。なかなか樹生さんに会えないもんですね(^^;

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    1. たけさん、こんにちは。
      11時40分頃は、たぶん蟠渓(ばんけい)温泉のあたりを壮瞥方向へたらたらと流していました。
      この日はたくさんバイクとすれ違いました。
      とっても感じのいい人たちもいれば、一見したところ、感じの悪い(あくまで一見したところ)人たちもいました。
      バイクに乗らない人たちからは、僕はどう見られているのだろう。…そんなことも考えました。

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  2. アロニアソフトって、ここにしか無いような気がします。三階滝は好きですね。
    峠の途中にこのような観光地もいいですね。ここでリンゴを以前買いましたが
    付近に、リンゴ畑があるそうです。
    またトーテムポールもこの辺は作成していて、あちこちに建ってます。

    大滝から川に沿って南下し壮瞥に至るこの道は、だんだん開けてくる感じが妙に好きなんですよ。
    目的地がドーンと開けるのはワクワクします!

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    1. いちさん、こんにちは。
      三階滝から少し下ると大滝の中心街で、やや開けてくる谷と、支流の谷の斜面に果樹園が多いようです。
      トーテムポール。そうでした。しかし、以前よりも減ったというか、目立たなくなったような気もします。
      谷を走る道は、同じ洞爺湖へ行くにも高台を走るR230とは対照的な風景ですね。

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  3. 久しぶりにコメントさせていただきます。
    いつも楽しく拝見させていただいております。

    実はたくさんの団体の中に居ました一人でございます。トイレにでも行っていてニアミスに気付かなかったのかな?と、写真をよく見てみると居るではありませんか・・・。
    同じ北海道を走られているのでいつもどこかで遭遇しないか楽しみにていたのに。。

    最近はバイク同志のピースサイン、なかなかありませんね。しかし、私も1980年代のバイクブームの生き残りなのですれ違うバイクにはがんばって手を振るタイプなのです。

    ああゆう大所帯のツーリングはいい意味でも悪い意味でも他に気が回らなくなるものでして、ある意味暴走族のそれに近いですかね。常に周りに気を配り、道路を走るものがお互いに楽しいバイクライフ、カーライフを送れたらいいですよね。

    今度見つけたらこっちから先に手を振って驚かせますよ。お騒がせしてすみませんでした。

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    1. MAPさん、こんにちは。
      イタリアンバイクの集合、整列。豪華な感じでした。
      「お騒がせ」ではありません。私がただ国道を通過していっただけですので…。
      こちらこそ、すみません。

      一緒に走るのが10台を越えると、パレードランの意味合いが強くなりますね。
      きちっと編隊を組んでの走行になりますし。
      それは、道路脇で見ていても、「おおーっ」という感じで、気持ちいいものだと思います。
      (人によるのは前提として…^^)
      私も台数の多いツーリングに参加することもあります。
      やはり、みんないるか、とか、はぐれないかとか、そろそろ出発準備はできているか、とか、疲れている人はいないかとか、もちろん、久しぶりに会う人、はじめて会う人とも話がしたいですし、団体の中に中に意識が行くもの已む得ないかと思います。
      MAPさんがおっしゃるとおり、「常に周りに気を配り、道路を走るものがお互いに楽しいバイクライフ、カーライフを送れたらいいですよね。」と、私もそう思います。

      道内で走っているのですから、またお会いできる時があるかと思います。
      そのとき、私はちゃんときれいに走っているでしょうか…。
      MAPさんのハンドサインに気づくでしょうか…。
      お会いできる時を、ピースサインを交わせる邂逅を、楽しみにしております。

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