2015年4月28日

春の羊蹄山を見に行こう。(3)


望羊の丘を下りて、羊蹄山の北側を東から西へ。
倶知安町からニセコ方面をめざす。
円錐型のたおやかな羊蹄山だが、東西面と南北面では表情も違うし、シルエットもだいぶ異なる。


11:25 羊蹄山麓 道道478号線。
これは北側から見た羊蹄山。少しどしっとして、横幅が広そうに見える。
また雲が流れ、空は今にも落ちてきそうな感じになってきた。

11:29 要諦山麓 道道467号線 少し脇道に入って。
この緑は、秋撒き小麦だろうか。
時折風が強く吹く。
煽られた服が音を立てるほどの風だ。
一雨くるのだろうか。


しかし、同じ場所から西の方角、ニセコ連峰を見ると、青空が広がっている。
白くてこんもりして一番高いのがニセコアンヌプリ(1308m)だ。
ニセコには大きなスキー場がいくつもある。
世界的にも雪質の良さで有名なスキー場だ。
畑の土の上を、雲の切れ間の光の帯が走って行く。
速い。


11:46 道道346号線 ニセコアンヌプリスキー場
ニセコか見る羊蹄山が一番女性的な美しさをもっているかもしれない。
スリムで、すらっと高く見える。


11:46 道道346号線 ニセコアンヌプリスキー場
ここはニセコアンヌプリのスキー場。
だいぶ土が見えてきたが、まだ春の営業は続けている。




スキー場を後に少し南下し、狭い道を下って谷に下り、橋を渡った。
尻別川の向こう側に鉄道が走り、比羅夫(ひらふ)駅があった。

12:09 JR比羅夫駅


12:09 JR比羅夫駅

  ホームに出てみる。お昼になり、陽の光は暖かく、ポカポカしてきた。
残った雪がさわやかさを加味しているようにさえ、感じられる。
谷を挟んで、ニセコ連峰が見えている。


12:15 国道5号 比羅夫付近そばの横道。

駅に別れを告げ、谷を上ると、目の前に羊蹄山。
また山の形が違う。
山は、遠いほどやさしく、近いほど荒々しく感じるものらしい。
それは、山だけのことではないかもしれないが…。

さて、南から再び東側へ。
羊蹄山をぐるっと一周してみよう。

お腹も空いてきた。どこかでお昼にしよう。
(つづく)

4 件のコメント:

  1. えぇっ←マスオさん風
    ス、スキーですか!!!

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    1. ええ、スキーなんです。
      tkjさん、こんにちは。
      写真のニセコアンヌプリスキー場は今年は5月6日まで営業、
      中山峠スキー場では、だいたい5月10日前後まで営業しています。
      北海道の冬は、11月から3月末まで5か月間、
      4月から10月末までに残りの3つのシーズンが入っている感じです。
      僕の生まれ故郷の秋田と比べても、冬の長さは相当です。
      でも雪国で生まれ育つと、雪のない冬は、さびしく感じてしまうんですよね。

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  2. 最後の1枚は好きなアングルです。この辺りから見上げる山は
    迫力があります。遠くから見るのも好きですが、近くに寄って見上げるのは
    何か安心させるものがありますね。
    比羅夫駅は、いつも素通りしてしまい行ってないんですよ。
    小さな駅は懐かしい雰囲気を感じるので好きですね。

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    1. いちさん、こんにちは。
      比羅夫駅の前には、以前はスキー客を泊めたかと思われる宿屋の建物が
      今は使われずに立っていました。
      駅の近辺は駅前とは思えない静けさで、人の交通の中心が鉄道から車へと移行したことを
      はっきり知らせるような感じでした。
      小さな駅は、僕も好きです。

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