2013年11月7日

小春日(2) 南幌・栗沢

大通り公園を過ぎて、東へ。
国道12号を新札幌まで走り、そこから野幌森林公園を反時計まわりに回るように「もみじ台」方向へ南下、東に走って道道46号を今度は北上。
森林公園の中の「昭和の森」に立ち寄った。

2013/11/4 10:11  江別市野幌森林公園
紅葉は殆ど終わり、木々は葉を落としていた。
遊歩道の中を少しだけ歩き、ゆきかぜの元に戻る。

2013/11/4 10:33  野幌森林公園駐車場
V7にヘルメットホルダーはない。だからアフターマーケットに後付のヘルメットホルダーのパーツがある。
ミラーにかける習慣のない僕は、タンクバッグとステアリングの間に嵌めこむようにしておくか、前輪の左横、地べたに置くようにしている。これは雑誌で紹介されていた、女性白バイ隊員のヘルメットの置き方で、一番蹴られにくい場所だそうだ。地面に置けば、これ以上落ちることもない。
左側からおんぼろデイバッグを立てかけると、見えにくいのでさらによい。
でも、いたずらされたくなかったら、持ち歩くのが一番なのだが…。

さて、出発。
再び46号線を3キロほど南下したら、道道1080号線に入る。田園風景の中をまっすぐすすめば、夕張川の堤防に当たる。


ここからは堤防の上を、栗岡までゆっくり行く。
はじめはゴルフ場を横目に見ながら、やがて左に河川敷と右に畑地帯を見ながら、とことことゆきかぜと走る。
ゆっくり流すのも、気持ちよい。トップギヤ(5速)で2000rpm以下ではギクシャクしてしまうが、4速、3速と落として行けば、時速30kmでものんびり流せる。
トップ5速、2300rpmで約60km/h。写真のようなフラットダートで、交通量が皆無なら(皆無でした…^^;)、60kmで流してもゆきかぜは平和で、ほとんどストレスもない。
 


さらに進むと道は簡易舗装になる。
正面の低い山塊は栗山町の山だ。
終わりに近い紅葉の色が見え、それが徐々に近づいてくる。


堤防の上の道が突き当たる道の橋を渡り、丘を登る。
葉を落とす寸前の、最後の輝きを見せる木々が、小春日を浴びていた。


空は高く、青い。
丘の向こうにはどんな景色が待っているだろう。


丘を越えると、また丘があり、それを越えると、広い谷に出て、またゆるやかな丘に出会う。
冬の訪れの前の、束の間の小春日。
あたたかい田舎の風景の中を、ゆきかぜと駆けて行く。


すすきの穂も、風に揺れていた。



畑の中の、一本木。もう、葉は茶色くなっている。
雪が降るのも、もうすぐだ。
 



道端のナナカマド。葉をすべて落とし、赤い実をたくさんつけていた。
さあ、ここから南下して三川、追分方向へ行ってみよう。
気温が上がり、13度を越えだす。
バイクに乗って、5℃以下、0℃以下は空気の肌触りが教えてくれる。
10℃を越えると寒さの肌を刺す力も、だいぶ柔らかくなる。
今日は15°Cまで届くかも。
着ぶくれした背中が暖かい。
もう少し、走っていたい。  (つづく)

2 件のコメント:

  1. まさに、「今日は走らないと」と言わんばかりのいい日でしたね!気持ちよさそう。

    木々の赤、黄色。そして青い空とのコントラスト。いい季節です。
    しかも我々は愛機と共に、全身で「それ」を感ずる事ができる。自分の周りの全てに、感謝。

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    1. tkjさん、こんにちは。
      本当に、そんな感じの日でした。
      今日は札幌は寒く、仕事帰りの車の気温計は2℃。
      もしかしたら明日の朝にはうっすら白くなっているかもしれません。
      季節はどんどん過ぎていきます。

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