2013年7月1日

羊蹄・洞爺ふらり散歩。(1)

6月最後の土日も仕事だった。
その代休が今日(7月1日月曜日)だ。しかし、午後3時から仕事が入っている。
仕事が忙しすぎて顔の表情がなくなってきた。
全身がだるい。手足がむくんでいる。肩凝りと頭痛も激しい。
V7ゆきかぜの馴らしも進んでいない。

せめての休日、朝早く起きてぶっ飛ばす…こともできず、鉛のような体を起こしたのは、午前5時だった。
ゆるゆると支度して、朝6時に家を出た。
午前中だけ、少し走ることにした。
2013/7/1 6:50 中山峠
ゆきかぜを引きだしてエンジンを掛け、すぐに出発する。
今日は中山峠を越えて羊蹄山を眺め、洞爺湖へ行って、野菜を少し買って、
昼過ぎに帰るつもり。
馴らしの途中のV7ゆきかぜは、距離計が約1230km。
だんだんエンジンの回り方も軽くなってきた。
今日からは回転の上限を5000rpmに上げる。
.……と言っても、中山峠をゆっくりと登る。
2500rpm近辺で感じていた振動は角が次第に丸くなってきた。
これなら、そんなに気にならない。
低速で少し引っかかり気味のエンジンレスポンスも、だいぶなめらか。
ミッションも入りやすくなったような気がする。
後は、高速域の馴らしだが、今日は乗り手(=僕)に元気もなし、ゆっくり行くことにした。
中山峠途中で止まる。
夏の日差しが眩しかった。
2013/7/1 7:31 喜茂別
中山峠を下りて、尻別川沿いの白い砂利を敷いたダートを、少し走ってみた。
中山峠では厚い雲に覆われていた羊蹄山が、徐々に姿を見せ始めていた。
畑では作物がこの春の遅さを取り戻そうとしているかのように、すくすくと伸びていた。

2013/7/1 7:38 喜茂別
ダートを少行くと、右側に木材置き場があった。
樹の材の、いいにおいがする。
数kmのダート走行は、ゆきかぜには初めてとなった。
フロント18インチ、リヤ17インチの前後タイヤは、砂利のダートでもそれほど不安はない。
車重が軽い分、GPZ1100のよりは緊張を強いられずに済むが、もちろん用心は必要で、転倒だけでなく、前輪による撥ね石に用心した。
段差の通過時に不要に腹を売ってオイルパンが割れたりすると、オイルが全部出てしまって走行不能になる。
まあ、このくらいのダートなら、そんなことはまずないのだが、それでも急に足を取られての転倒は十分ありうるから、慎重に、ゆっくり走った。
ごめんよ、ゆきかぜ。君の乗り手は、田舎道が好きなんだ。ダート、舗装に限らずね。


2013/7/1 7:47 喜茂別 
約25年前、初めてこの場所に来たとき、やはり季節は夏だった。
僕は20代で、ここに来た相棒はカワサキのGPz400F-Ⅱだった。
今51歳になり、相棒はモトグッチV7スペシャルに代わり、
夏の日差しが大好きだったのに、今はその陽射しにあえいでいる。
ここのところの頭痛は仕事のせいだが、それにしても、自分も齢をとったものだ。
だけど、走っている。
新しい相棒にいまだ戸惑いを抱いたまま、走っている。
3時から仕事だ。そして明日からは日曜日までまた休みなしの怒涛のウィークが始まる。
だから、疲れすぎないように、そして3時の仕事に間に合うように…。
頭の中でめまぐるしく、仕事の算段をしている自分がいる。
いや、やめよう。
無理に頭から追い出すこともないが、今できることはない。
貴重な、この時を楽しもう。
そう思いながら、まずは洞爺湖畔を目指した。(つづく)

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